三次元可視化機能

三次元での計算結果を可視化する機能について説明します。

三次元での可視化は、可視化ウィンドウ (3D) を利用して行います。

新しい可視化ウィンドウ (3D) を開く

新しい可視化ウィンドウ (3D) を開くには、以下のいずれかの操作を行います。

メニューバー: 計算結果 (R) --> 新しい可視化ウィンドウ (3D) を開く

ツールバー: post3d-window-icon

すると、図 462 に示すような 可視化ウィンドウ (3D) が新しく開きます。

../../_images/post3d_window_example.png

図 462 可視化ウィンドウ (3D) 表示例

メニュー構成

可視化ウィンドウ (3D) 固有のメニュー構成を、 表 40 に示します。 表 40 に示すメニューは、可視化ウィンドウ (3D) がアクティブな時、「インポート」メニューと「計算」メニューの間に表示されます。

表 40 可視化ウィンドウ (3D) 固有のメニュー構成

メニュー

説明

描画設定 (D)

格子形状 (G)

格子形状の設定をします

コンター (C)

コンターの設定をします

等値面 (I)

等値面の設定をします

コンター (セル中心)

セル中心の計算結果に基づいたコンターの設定をします

ベクトル (A)

ベクトルの設定をします

流線 (S)

流線の設定をします

パーティクル (P)

パーティクルの設定をします

タイトル (T)

タイトルの設定をします

時刻 (M)

時刻の設定をします

オブジェクトブラウザー構成

オブジェクトブラウザーの表示例を 図 463 に示します。

../../_images/post3d_window_objbrowser_example.png

図 463 オブジェクトブラウザーの表示例

可視化ウィンドウ (3D) のオブジェクトブラウザーに表示される項目の設定は、 主に描画設定メニューから行います。「座標軸」の操作については 座標軸 を参照して下さい。

格子形状 (G)

格子形状の表示設定をします。

格子形状の表示設定ダイアログ (図 464 参照) が表示されますので、設定を行って「OK」ボタンを押します。 表示を「外枠のみ」と設定した時と「すべて」と設定した時の表示例を 図 465 にそれぞれ示します。「格子インデックス」の設定は、 「格子線」で「すべて」を選択した時にのみ操作できます。

../../_images/post3d_grid_shape_dialog.png

図 464 格子表示設定ダイアログ 表示例

../../_images/post3d_grid_shape_wireframe_lines.png

図 465 格子の表示設定ごとの表示例

コンター (C)

コンターの表示設定をします。

コンターの表示設定ダイアログ (図 466 参照) が表示されますので、設定を行って「OK」ボタンを押します。

設定項目について以下で説明します。

描画面設定
方向

面がどの軸に垂直な向きかを指定します。

範囲

面を定義する範囲を指定します。

カラーマップ

カラーマップの設定を行います。

カラーマップ機能の詳細は カラーマップ機能 を参照して下さい。

コンター線の描画

チェックすると、面を塗る代わりにコンター線を描画します。 コンター線の描画機能は、色で「格子点のスカラー値により設定」を選択した時のみ有効です。

コンター表示機能の詳細は コンター表示機能 を参照して下さい。

半透明

チェックボックスをチェックすると、透明度を指定できます。

照光処理

チェックすると、カメラに対する面の角度によってコンターの色を変えて表示します。

../../_images/post3d_contour_dialog.png

図 466 コンター表示設定ダイアログ 表示例

等値面 (I)

等値面の表示設定をします。

等値面の表示設定ダイアログ (図 467 参照) が表示されますので、設定を行って「OK」ボタンを押します。

等値面の表示例を 図 468 に示します。

../../_images/post3d_isosurface_setting_dialog.png

図 467 等値面表示設定ダイアログ 表示例

../../_images/post3d_isosurface_example.png

図 468 等値面表示 表示例

コンター (セル中心) (C)

コンターの表示設定をします。

コンターの表示設定ダイアログ (図 469 参照) が表示されますので、設定を行って「OK」ボタンを押します。

範囲設定

設定項目について以下で説明します。

範囲

セルの描画範囲を指定します。

カラーマップ

カラーマップの設定を行います。

カラーマップ機能の詳細は カラーマップ機能 を参照して下さい。

../../_images/post3d_cell_contour_dialog.png

図 469 コンター表示設定ダイアログ 表示例

../../_images/post3d_cell_contour_example.png

図 470 コンターの表示例

ベクトル (A)

ベクトルの表示設定をします。

ベクトルの表示例を 図 471 に表示します。

../../_images/post3d_arrow_example.png

図 471 ベクトル表示例

基本

ベクトル表示機能の基本的な設定を行います。 表示例を 図 472 に示します。

設定項目については ベクトル表示機能 を参照して下さい。

../../_images/post3d_arrow_setting_dialog_basic.png

図 472 ベクトルの表示設定ダイアログ (「基本」タブ) 表示例

描画面設定

ベクトルを描画する面の設定を行います。 表示例を 図 473 に示します。

../../_images/post3d_arrow_setting_dialog_face.png

図 473 ベクトルの表示設定ダイアログ (「描画面設定」タブ) 表示例

設定項目について以下で説明します。

方向

面がどの軸に垂直な向きかを指定します。

範囲

面を定義する範囲を指定します。

サンプリング

矢印を全データに表示するのではなく、間引いて表示したい時に指定します。

表示色

矢印の色を指定します。「スカラー値により設定」をチェックすると、「編集」ボタンからカラーマップの設定が行なえます。 カラーマップ機能については カラーマップ機能 を参照して下さい。

矢印の形状

矢印の形状を決めるパラメータを指定します。

矢印のサイズ

矢印の先端から三角形の付け根までの長さ (単位: ピクセル)

線の幅

線の幅 (単位: ピクセル)

流線 (S)

流線の表示設定をします。

流線の表示設定ダイアログ (図 474 参照) が表示されますので、設定を行って「OK」ボタンを押します。

流線の表示例を 図 475 に示します。

../../_images/post3d_streamline_setting_dialog.png

図 474 流線の表示設定ダイアログ

../../_images/post3d_streamline_example.png

図 475 流線表示例

パーティクル (自動) (P)

パーティクル (自動) の表示設定をします。

パーティクル (自動) は、GUI でパーティクルを発生させ、計算結果の流速によって パーティクルがどこに移動するかを計算して可視化する機能です。

パーティクルの表示設定ダイアログ (図 476 参照) が表示されますので、設定を行って「OK」ボタンを押します。

パーティクルの表示例を 図 477 に示します。

../../_images/post3d_particle_dialog.png

図 476 パーティクル設定ダイアログ 表示例

../../_images/post3d_particles_example.png

図 477 パーティクル 表示例

パーティクル (R)

パーティクルの表示設定をします。

パーティクルは、ソルバが出力したパーティクルの情報を読み込んで可視化する機能です。

パーティクルは、スカラー値の属性が出力されていれば、色を変えて表示することが、 ベクトル値の属性が出力されていれば、矢印を表示することができます。

パーティクルの表示例を 図 478 に示します。

../../_images/post3d_particles_example.png

図 478 パーティクル 表示例

スカラー

オブジェクトブラウザの「スカラー」のフォルダで右クリックメニューから 「プロパティ」メニューを選択すると 図 479 が表示されます。

../../_images/post3d_particles_solver_scalar_dialog.png

図 479 パーティクル スカラー設定ダイアログ 表示例

設定項目について以下で説明します。

粒子の色を指定します。

「色を指定」をチェックすると、全てのパーティクルを指定した色で表示します。

「スカラー値により設定」をチェックすると、指定したスカラー量の値で、カラーマップ機能で色を変えて表示します。

カラーマップ機能の詳細は カラーマップ機能 を参照して下さい。

点のサイズ

点のサイズを指定します (単位: ピクセル)。

半透明

チェックボックスをチェックすると、透明度を指定できます。

ベクトル

オブジェクトブラウザの「ベクトル」のフォルダで右クリックメニューから 「プロパティ」メニューを選択すると 図 480 が表示されます。

../../_images/post3d_particles_solver_vector_dialog.png

図 480 パーティクル ベクトル設定ダイアログ 表示例

ベクトル表示機能の詳細は ベクトル表示機能 を参照して下さい。

ラベル

計算結果に基づき、ラベルを表示します。

ラベルは、格子点、格子セル、格子エッジなどで定義された 計算結果を、文字列として可視化ウィンドウに表示する機能です。

ラベルの表示例を 図 481 に示します。

詳細は ラベル表示機能 を参照してください。

../../_images/post3d_label_example.png

図 481 ラベル表示例

タイトル (T)

タイトルの表示設定をします。

タイトルの表示設定ダイアログ (図 482 参照) が表示されますので、設定を行って「OK」ボタンを押します。

../../_images/post3d_title_setting_dialog.png

図 482 タイトルの表示設定ダイアログ 表示例

時刻 (M)

時刻の表示設定をします。

時刻の表示設定ダイアログ (図 483 参照) が表示されますので、設定を行って「OK」ボタンを押します。

../../_images/post3d_time_setting_dialog.png

図 483 時刻の表示設定ダイアログ 表示例