鳥瞰図可視化機能

二次元での計算結果を鳥瞰図として可視化する機能について説明します。

鳥瞰図可視化は、鳥瞰図可視化ウィンドウ (2D) を利用して行います。

新しい鳥瞰図可視化ウィンドウ (2D) を開く

新しい鳥瞰図可視化ウィンドウ (2D) を開くには、以下のいずれかの操作を行います。

メニューバー: 計算結果 (R) --> 新しい鳥瞰図可視化ウィンドウ (2D) を開く

ツールバー: post2dbirdeye-window-icon

すると、図 452 に示すような 鳥瞰図可視化ウィンドウ (2D) が新しく開きます。

../../_images/post2dbirdeye_window_example.png

図 452 鳥瞰図可視化ウィンドウ (2D) 表示例

メニュー構成

鳥瞰図可視化ウィンドウ (2D) 固有のメニュー構成を、 表 39 に示します。 表 39 に示すメニューは、鳥瞰図可視化ウィンドウ (2D) がアクティブな時、「インポート」メニューと「計算」メニューの間に表示されます。

表 39 鳥瞰図可視化ウィンドウ (2D) 固有のメニュー構成

メニュー

説明

描画設定 (D)

格子形状 (G)

格子形状の設定をします

コンター (格子点) (C)

格子点で定義された計算結果のコンターの設定をします

コンター (セル中心) (L)

セル中心で定義された計算結果のコンターの設定をします

タイトル (T)

タイトルの設定をします

時刻 (M)

時刻の設定をします

背景色 (B)

背景色の設定をします

Z方向の倍率 (Z)

Z方向の倍率の設定をします

オブジェクトブラウザー構成

オブジェクトブラウザーの表示例を 図 453 に示します。

../../_images/post2dbirdeye_window_objbrowser_example.png

図 453 オブジェクトブラウザーの表示例

鳥瞰図可視化ウィンドウ (2D) のオブジェクトブラウザーに表示される項目の設定は、 主に描画設定メニューから行います。「座標軸」の操作については 座標軸 を参照して下さい。

格子形状 (G)

格子形状の表示設定をします。

格子形状の表示設定ダイアログ (図 454 参照) が表示されますので、設定を行って「OK」ボタンを押します。

設定項目について以下で説明します。

格子線

格子線の表示設定を行います。

格子インデックス

「表示」をチェックすると、格子の縁にある格子点にインデックス (I, J) が表示されます。

標高に使用するスカラー値

格子線の垂直方向の位置を決めるのに使うスカラー量を指定します。

../../_images/post2dbirdeye_grid_shape_dialog.png

図 454 格子表示設定ダイアログ 表示例

表示を「外枠のみ」と設定した時と、「すべて」と設定した時の表示例を 図 455 に示します。

../../_images/post2dbirdeye_grid_shape_wireframe_lines.png

図 455 格子形状の表示設定ごとの表示例

コンター (格子点) (C)

格子点で定義された計算結果のコンターの表示設定をします。

コンターの表示設定ダイアログが表示されます (図 456 参照) ので、設定を行って「OK」ボタンを押します。

設定項目について以下で説明します。

「色を指定」をチェックすると、面全体を同じ色で表示します。

「格子点のスカラー値により設定」、「セルのスカラー量により設定」をチェックすると、 指定したスカラー量の値で、カラーマップ機能で色を変えて表示します。

カラーマップ機能の詳細は カラーマップ機能 を参照して下さい。

コンター線の描画

チェックすると、面を塗る代わりにコンター線を描画します。 コンター線の描画機能は、色で「格子点のスカラー値により設定」を選択した時のみ有効です。

コンター表示機能の詳細は コンター表示機能 を参照して下さい。

半透明

チェックボックスをチェックすると、透明度を指定できます。

コンターは、iRIC 4.0 では、複数の計算結果について同時に表示できるようになっています。 例えば、河床標高と水面標高の2つを同時に描画することができます。

複数のコンターを同時に表示するには、「スカラー(格子点)」を選択し、右クリックメニュー から「追加」ボタンを押してください。

../../_images/post2dbirdeye_contour_dialog.png

図 456 コンター表示設定ダイアログ 表示例

コンター (セル中心) (L)

セル中心で定義された計算結果に関するコンターの表示設定をします。

コンターの表示設定ダイアログが表示されます (図 456 参照) ので、設定を行って「OK」ボタンを押します。

設定項目について以下で説明します。

「色を指定」をチェックすると、面全体を同じ色で表示します。

「格子点のスカラー値により設定」、「セルのスカラー量により設定」をチェックすると、 指定したスカラー量の値で、カラーマップ機能で色を変えて表示します。

カラーマップ機能の詳細は カラーマップ機能 を参照して下さい。

コンター線の描画

チェックすると、面を塗る代わりにコンター線を描画します。 コンター線の描画機能は、色で「格子点のスカラー値により設定」を選択した時のみ有効です。

コンター表示機能の詳細は コンター表示機能 を参照して下さい。

半透明

チェックボックスをチェックすると、透明度を指定できます。

../../_images/post2dbirdeye_cellcenter_contour_dialog.png

図 457 コンター表示設定ダイアログ 表示例

タイトル (T)

タイトルの表示設定をします。

タイトルの表示設定ダイアログ (図 458 参照) が表示されますので、設定を行って「OK」ボタンを押します。

../../_images/post2dbirdeye_title_setting_dialog.png

図 458 タイトルの表示設定ダイアログ 表示例

時刻 (M)

時刻の表示設定をします。

時刻の表示設定ダイアログ (図 459 参照) が表示されますので、設定を行って「OK」ボタンを押します。

../../_images/post2dbirdeye_time_setting_dialog.png

図 459 時刻の表示設定ダイアログ 表示例

背景色 (B)

鳥瞰図可視化ウィンドウ(2D) の背景色を変更します。

この機能は、表示メニューに含まれるものと同じです(背景色 (B) 参照)。

色を選択するダイアログが表示されますので、設定したい背景色を選んで「OK」ボタンを押します。

Z方向の倍率 (Z)

Z方向の表示の倍率を設定します。

この機能は、表示メニューに含まれるものと同じです(Z方向の倍率 (Z) 参照)。

図 460 に示すダイアログが表示されますので、値を入力して「OK」ボタンを押します。

鳥瞰図可視化ウィンドウ(2D)での操作例を 図 461 に示します。

../../_images/post2dbirdeye_zscale_dialog.png

図 460 Z方向の倍率ダイアログ 表示例

../../_images/post2dbirdeye_zscale_example.png

図 461 Z方向の倍率 操作例