基本操作

iRICの基本的な操作について説明します。

スタートページでの操作

iRIC 起動直後には、iRIC スタートページが表示されます。iRIC スタートページの表示例を 図 19 に示します。

スタートページでは、最初は「計算プロジェクトを始める」のタブが表示されています。 「計算プロジェクトを始める」タブの表示項目を以下に示します。

「新しいプロジェクト」ボタン

押すと、新しいプロジェクトを開始します。新しいプロジェクト(N) を参照してください。

最近使ったソルバーのリスト

ソルバーの名前をクリックすると、そのソルバーを使う新しいプロジェクトを開始します。

「プロジェクトファイルを開く」ボタン

押すと、プロジェクトファイルを開きます。開く(O) を参照してください。

最近開いたプロジェクトのリスト

プロジェクトの名前をクリックすると、そのプロジェクトファイルを開きます。

../_images/start_page_ssp.png

図 19 iRIC スタートページ 表示例 (計算プロジェクトを始める)

「サポート」タブをクリックすると、「サポート」タブが表示されます。表示例を 図 20 に示します。サポートタブには、iRIC に関連するページへのリンクが表示されます。リンクをクリックすると、 Web ブラウザが開いてクリックしたページが表示されます。

../_images/start_page_support.png

図 20 iRIC スタートページ 表示例 (サポート)

オブジェクトブラウザーでの操作

iRIC では、ソルバーコンソールを除くすべてのサブウィンドウで、 オブジェクトブラウザーを利用します。プリプロセッサーでのオブジェクトブラウザー の表示例を 図 21 に示します。

../_images/object_browser_pre_window.png

図 21 プリプロセッサーでのオブジェクトブラウザー表示例

オブジェクトブラウザーで行える操作は以下の通りです。

編集対象の選択

左クリックで項目を選択することで、編集する対象データを選択します。 選択状態が変わると、メニューでは現在の選択状態で可能な操作のみ、有効になります。

項目の表示・非表示切り替え

項目の左にあるチェックボックスにより、描画領域での表示・非表示を切り替えます。 複数の階層構造のある項目では、親の項目のチェックが外されると、 子の項目が非表示になります。

上下移動

項目の上下関係を変更することができます。この操作は、プリプロセッサ上の地理情報と 背景画像についてのみ有効です。上下関係の変更は、操作ツールバーの icon_move_up, icon_move_down のボタンで行います。

表示プロパティの変更

右クリックメニューで表示される「プロパティ」メニューから、 項目の表示プロパティを変更します。 「プロパティ」メニューが表示されない項目もあります。

データのインポート、エクスポート

右クリックメニューから、データのインポート、エクスポートを行えます。 インポート、エクスポートが行えない項目もあります。

描画領域での表示操作

描画領域の表示をCtrlキーとマウスとの組み合わせで操作できます。表示操作方法について、 表 3 に示します。

表 3 描画画面での表示操作

表示操作

操作内容

操作中のカーソル

移動

Ctrl + 左ドラッグ

cursor_operation_pan

拡大・縮小

Ctrl + ホイールドラッグ、またはホイールの回転

cursor_operation_zoom

回転

Ctrl 右ドラッグ

cursor_operation_rotate

囲んで拡大

Ctrl + Shift + 右ドラッグ

cursor_operation_selectzoom

マウス操作のヘルプを表示するには、以下のいずれかの操作を行います。

メニューバー: ヘルプ (H) --> マウスヒント (M)

ツールバー: icon_mouse_hints

表示されるマウスヒントのダイアログを 図 22 に示します。

../_images/mouse_hint_dialog.png

図 22 マウスヒントダイアログ

なお、描画領域での表示操作は、メインツールバーのボタンからも行えます (メインツールバー 参照)。